小説家の伊上は、幼少期、両親と離れて育てられたため、母親に捨てられたという想いを引きずっていた。そんな中、父の訃報が入り、物忘れがひどく、夫との思い出すら失くしていた母・八重は、軽井沢の別荘で暮らす事になる。