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2019年3月のおすすめ本

 一般おすすめ本 

『僕が骨髄提供をした理由(わけ)。』

木下 ほうか/著
辰巳出版
資料番号:02423103
請求記号:778 キ

 俳優として活躍中の木下ほうかさんは、献血や骨髄ドナー登録をし、実際に骨髄提供をされました。
 私はドナー登録のことや、実際に骨髄提供された方の話を聞いたことがなかったので、とても興味がありました。
 一番驚いたのは、まず適合者が見つかると、自宅に大きな封筒の「適合通知」が届きます。この時点では、まだ何人かのドナー候補がいるそうです。
 次に本当に提供意思のある人だけが「確認検査」へすすみます。そこで数々の条件をクリアした人だけが骨髄提供者になるのです。
 骨髄提供の手術まで、絶対に健康を維持しなければならないという覚悟や重圧、手術への不安や緊張が伝わり一気に読みました。
 献血のことや骨髄バンクの現状もよくわかります。
 今の自分には何ができるのかを考えました。とても感動しました。


(A・T)

『くらべてわかるオノマトペ』

小野 正弘/著 
東洋館出版社
資料番号:02399970
請求記号:814 オ

  あなたが仕事で疲れている時に「へとへと」と「くたくた」どちらを使いますか?
 それから、お酒を飲んでいる人を見た時「ぐでんぐでん」と「べろんべろん」ではどちらの方が酔っぱらっていると思いますか?
 似ているようで使い分けている言葉ですが、すっきり違いを説明することは難しくないですか?
 この本は、そんな言葉を詳しく説明してくれます。
 手にとってパラパラめくると、気になる言葉がどんどん出てきて、最後までじっくり読んでしまいますよ。









(A・T)


 児童おすすめ本

『にぎっておいしいきほんのおにぎり』

寺西 恵里子/作
汐文社
資料番号:02430908
請求記号:59 テラ

 大人も子どもも、みんな大好きな『おにぎり』。
作り方は、ご飯の中に好きな具材を入れて形を整え、海苔を巻いて出来上がり…とお手軽で簡単ですが、工夫次第で様々なアレンジができる楽しい食べ物なのです。
そんなおにぎりの魅力についてまとめられているのが、この一冊です。
おにぎりの作り方に始まり、具材やアレンジされた変わり種おにぎりの種類について、さらにはお弁当に入っていると子どもが大喜び!のくまやねこの顔をしたデザインおにぎりまで写真で楽しく紹介されています。
他にもラッピングの仕方や、用具についても書かれていて、これ一冊であなたも「おにぎりマスター」になれちゃうかも!?

(F・M)

『おばけのパンこうじょう』

オームラ トモコ/作
理論社
資料番号:02387905
請求記号:E オム

この物語の主人公は、おばけのばけやまかよこさん。お仕事を探していたばけやまさんは、おいしいと評判の「バケバケベーカリー」の工場で、パートとして働くことになりました。
お仕事一日目、まずは先輩に連れられて職場見学です。工場のライン製造の流れを見たり、出来上がったパンをコンビニに届けたり…そんな中、思わぬハプニングも起こったりしますが、ばけやまさんは無事一日の仕事を終えることができるでしょうか…?
本の表紙には「バケバケベーカリー」の求人ポスター、裏表紙には、ばけやまさんの履歴書が描かれていて、とてもかわいいですよ。




(F・M)


 YA(ヤングアダルト)おすすめ本

『夢十夜』
 

夏目 漱石/著
立東舎 
資料番号:02427257
請求記号:ヤングアダルト Fナツ

 明治の文豪・夏目漱石が描く「夢」をテーマにした10作の連作短篇集。
 「夢」といっても夜寝ている間に見る「夢」の方です。第1夜では、ある女と自分、第2夜では、和尚と自分…と状況や登場人物は変わりますが「自分」は変わらず登場します。
 その「自分」は、夏目漱石なのか、読者である「私」なのか、どんどん境目が分からなくなる、そんな不思議な世界が広がっていきます。あなたは、どの「夢」を見たいですか?
 この本は「乙女の本棚」というシリーズで、様々な名作を美しいカラーのイラストが全ページに描かれており、物語に花を添えています。物語と一緒にイラストも注目!
 


(Y・K)

『信長もビックリ!?
科学でツッコむ日本の歴史』

平林 純/著
集英社 
資料番号:02424134
請求記号:ヤングアダルト 210ヒ

 深く考えてはいけません。調べてもいけません。あなたや世の中も今まで信じていたものが、ガラガラと崩れてしまう場合があります。特に「歴史」や「伝説」は。
 …それでも「真実」が知りたい!「マジか!」と叫んでみたい…。そんな時は、この本を読んでみましょう!誰もが1度は聞いたことのある有名な名前や出来事を、科学的にツッコんでいる(検証している)から、説得力があります。更に個性的なイラストと現代風の状況説明が、親しみを沸かせます。知らなくても良いかもしれない、でも知っているともっと「歴史」が身近になる、そんな本です。教科書の歴史の勉強に疲れたら、この本でちょっと一服しませんか?

(Y・K)




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