八代目店主周助の暖簾を巡る迷いと決断を描く「暖簾」。江戸に留まり、小間物商「菊栄」店主として新たな流行りを生みだすべく精進を重ねる菊栄の「菊日和」…。1772年、「行人坂の大火」の後の五鈴屋ゆかりのひとびとの物語。