三浦半島の下級武士の子・伊東鶴吉は、維新後に通訳となる。20歳となり、東北から北海道へ旅する英国人作家イザベラのガイドに採用された。彼女は誰も見たことのない景色を求めて、険しき道ばかりを行きたがるが…。文明衝突の旅を描く歴史小説。