甲府勤番、鈴木栄吾が病死した。しかし、水茶屋の亭主が身延山語りの途中で、死んだはずの栄吾に会ったという。三浦銀之助は、その亭主に話を聞こうと訪ねたが、何者かに殺されたあとだった…。ある男の「病死」から明らかになる謎を描き出す。