天正5年、上杉謙信軍と織田信長軍が加賀・手取川で激突。史料に乏しく「幻の合戦」と目されている手取川合戦である。もともと両者は長らく友好関係を結んでいたが、なぜそれが破綻して軍事衝突することになったのか。両雄の生涯を史料に基づいて綴る。