7世紀前半には形態を整え、江戸時代まで続いた和歌。なぜ1200年以上も続いたのか?額田王から、紀貫之、紫式部、西行、藤原俊成・定家、細川幽斎、香川景樹まで。連綿と続く「言葉の網」を通史的に読み解き系譜化し、和歌史全体をとらえ直す。