遙か遠い未来、滅亡の危機に瀕した人類は、小さな集団に分かれ、密やかに暮らしていた。生きながらえるために、ある祈りを胸に秘め-。かすかな光を希求する人間の行く末を暗示した、新しい神話。『群像』掲載等を単行本化。