与謝野晶子の生涯にわたる古典翻訳のなかで、「新訳源氏物語」と「新新訳源氏物語」はその象徴的顕現である。翻訳はどのようにして完成したのか。新資料の数々をもとに訳業の具体像を明らかにする。
跡見学園女大・文・教授,専:国文学