重度障害者の井沢釈華は、10畳の自室からあらゆる言葉を送り出す。釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲し、生きれば生きるほど、身体はいびつに壊れていき…。『文學界』掲載を書籍化。
作家,第169回芥川賞・受賞