時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある-。中国での戦争経験を持つ父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。初めて自らのルーツを綴ったノンフィクション。『文藝春秋』掲載を単行本化。
小説家