決して破られない石垣を造ろうとする石工の匡介。しかし、そこに立ちふさがるのは、どんな守りも打ち破るという彦九郎の砲。大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。『小説すばる』連載を単行本化。
小説執筆,守山市・埋蔵文化財調査員,元・作曲家,ダンスインストラクター,第166回直木賞・受賞