1944年2月。18歳のすずは、軍港の街・呉へとお嫁に行く。配給物資がだんだん減る中でも、すずは工夫を凝らして毎日のくらしを積み重ねていく。1945年3月、呉は空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされる。