20代の終わりに初めて訪れたパリを描いたエッセイと、ユトリロについての評論から、開高健の若き日の苦悩を浮き彫りにする。1961年刊行の『現代美術15 ユトリロ』に写真を加えて再編集。角田光代による解説も収録。